通し狂言
歌舞伎の場合、狂言と言えば演目そのものを言います。
野村萬斎さんなどの、あの狂言とは意味合いが違うのです。
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例えばかの有名な忠臣蔵。
2種類あって、「仮名手本忠臣蔵」と「元禄忠臣蔵」です。
後者はみなさん年末になると良くテレビでもご覧になる
あの忠臣蔵です。大石内蔵助率いる赤穂浪士四十七士が
殿様(浅野内匠頭)の仇討ちをするために吉良上野介の屋敷に
討ち入りをするというお話ですね。
確か十一幕(段というのでしょうか)あったように思います。
前者「仮名手本...」も全11段からなる狂言ですが、全幕
通しで演ることもたまにはありますが、やはりどれか一幕
のみの上演ということが多いのです。
全幕知らないと、話が繋がらないのでは?と思うかも
知れませんが、全幕通しで見ても繋がってないことが
結構あるので、やっぱり関係ないかも知れません(汗)
仮名手本...では、舞台は元禄ではなく室町時代という設定に
なっていますが、江戸時代・初演の頃はあまりにも時代的に
近かったため、お上から上演中止の命が出される可能性も
あったことから、室町時代のお話として上演されたそうな。
兎に角、何が言いたいかと言いますと(A^^;)
歌舞伎は大抵は全幕通しで上演せず、どれか一幕をピック
アップして上演することが多く、頭の中で全体が繋がる
ようになるのは、ひたすら歌舞伎を見に行き続け、だいたい
3年くらいでしょうか。
運が良ければ全幕見るかも...というもの。
そして私が見た歌舞伎初体験では、仮名手本忠臣蔵第八段目
「道行旅路の嫁入」だけでした。
これは大星由良之助(大石内蔵助のことです)の息子(本来
ならば大石主税ですね)のフィアンセの小波が、お母さんと
一緒に彼を訪ねて行くその道すがら...で、ひたすら歩いてる
だけの様に見えました。参りました(なんなんだーこれ!?)
全幕通しでみたら、「あぁ、これも意味のある幕だったん
だなぁ」というのが解るのですが、解るまで見続ければ
楽しい歌舞伎。解らないまま見るのを辞めてしまうと、
楽しくないのが歌舞伎です。
どうします?
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