法界坊 8
さて、2人が倒れている現場は、どういう訳か
法界坊の隠れ家というか、超汚いあばらやです。
「ちくしょー甚三の野郎」とかブツブツいいながら
出てきます。
スポンサードリンク
するとそこに要助を追ってきた野分姫が通りがかります。
なんで偶然同じ場所にこんなに沢山の登場人物が
いるんですかね?
法界坊は節操がないので、野分姫を自分の物に
しようとするのですが、当然のこと拒否されます。
すったもんだの挙げ句、法界坊は野分姫を殺して
しまうんですね~ひどいこと!
その死に際に法界坊が野分姫にこう言います。
「お組と一緒になるのに、野分が邪魔になったから
殺してくれと頼まれた」と。野分姫はそんな戯言を
信じて、要助を恨んだまま息絶えます。
そして、倒れているお組を自分のものにしようと
している所へ、やっぱり甚三がやって来ます。
最初は甚三も法界坊が本物の鯉魚の一軸を持って
いることから下手に出ますが、調子にのった法界坊が
甚三の額を叩いてケガをさせたことで激怒。
本気で怒らせてしまいました。
お侍の額に傷を付けることは、殺されてもしょうがない
ことだったようです。ということで、死体を埋めようと
法界坊が掘っていた穴に、法界坊自身が入ってしまう
結果になったんですね。法界坊遂にあの世逝き。
さて、鯉魚の一軸も取り戻し、お組と要助も手に手を
取って花道を去ろうとするが、前に進まない。
野分姫の亡霊が「うらめしや松若さま。おのれおめおめ
添わそうものか、思い知らさん、思いしれ~」と化けて
出たのです。誤解したまま死んじゃったので、要助を
恨んで出ちゃったんですね。
そこで甚三が鯉魚の一軸を広げ「障気を祓う鯉魚の一軸」
と叫ぶと一瞬怨念が解け2人の体が自由になります。
ここで前半の「隅田川続俤」が終わりです。
後半は「双面水照月」で、舞踊劇になります。
スポンサードリンク
サイト内関連記事
- 暑い夏の夜のホラー その1
- この何年か、日本の夏は異常に暑くなりました。 平日40度超えなんてざらですものね......
- 色彩間苅豆 -かさね-
- これは細竿の三味線・清元による舞踊劇なんです。 ベンベンという太棹の重たい感じで......
- 色彩間苅豆 -かさね 2-
- なぜ累のお父さん(義父さんだったかな?)のドクロが 流れてきたのか? それは与右......
- 色彩間苅豆 -かさね3-
- 振り払っても振り払っても、しつこくしがみついてくる 累の執念に、ついに我慢の限界......
- 法界坊1
- パート2は「法界坊」です。 正式な外題は「隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ......
- 法界坊 2
- このきったない坊さん、法界坊は本当に坊主で、 勧進なんかをして、その寄付金で生活......
- 法界坊 3
- ところで、要助の彼女はお組さん、しかし要助(実は吉田家 の跡取り息子で名は松若(......
- 法界坊 4
- 源右衛門が持ってる「鯉魚の一軸」を永楽屋の後家、 おらくがなんとかして譲り受けよ......
- 法界坊 5
- 永楽屋の番頭・長九郎は、百両なんて大金最初から 持ってやしないんです。中身は偽金......
- 法界坊 6
- 痴話げんかしている要助とお組の後ろで法界坊は 落ちてる恋文を拾ってにんまりする。......
- 法界坊 7
- さて、もちろん何も解決していません。 なにしろ本物の鯉魚の一軸は法界坊が持ってい......
- 法界坊 9
- 後半の「双面水照月」は、それまでのきったない 世界からがらりと変わって綺麗な舞踊......
