法界坊 4
源右衛門が持ってる「鯉魚の一軸」を永楽屋の後家、
おらくがなんとかして譲り受けようと話を持ちかけると、
「お宅のお嬢さんのお組さんを嫁にくれるならば百両で
譲っても良いよ」と条件付き。
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なんとも欲の皮の突っ張った商人です。
取り敢えず鯉魚の一軸が手に入るならと、条件を飲んで
帰って行きます。
実は鯉魚の一軸を盗んだヤツから、大坂屋源右衛門
が手に入れたもの。犯罪者じゃん!
こうして悲願の吉田家再興の鍵となる鯉魚の一軸を
持ち帰ったおらくさんですが、要助と恋仲のお組が
そんな商談OKするはずもありません。
そりゃそうですよねぇ。美人で評判なお組さんです。
もっと若くてイケメンならいざしらず、欲の皮の突っ
張った、脂ぎった中年おやじの所になんか、嫁に行き
たくないですよ。(いや、そういう問題じゃないか)
要助も心中穏やかではありません。
吉田家再興と最愛のお組さんを天秤にかけるわけです
から、心は揺れていることでしょう。
ここは梅玉さんの目演技の見せ所です。色男、金と
力はなかりけり...。
実は、源右衛門は同じくお組に執心の永楽屋の番頭
長九郎と組んで、松若とその許嫁の野分姫を殺して
しまうつもりなのだ。鯉魚の一軸もくれてやるつもりは
初手からなく、いずれ取り返すつもりなのだ。
なにしろ、百両がなければ鯉魚の一軸は渡せない。
お組は源右衛門の嫁になってしまうしかないのだ。
しかし永楽屋にはその百両はない。なので百両をどう
やって作ろうか要助が頭を悩ませていると、番頭長九郎
がやってきて「百両貸す」と言います。
はてな?
永楽屋にない百両を、どうして番頭が持ってるのか???
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